保存協会について

遠野かやぶき保存協会設立の趣意

どんどん減少していく、遠野市の美しく懐かしい原風景、かやぶき屋根の曲がり家。
近代化によって 人類の幸福度は増している中にあっても、心のやすらぎは田園の中のかやぶきにありました。
平成8年、遠野職業訓練協会では、私たち、建築大工が技術を伝承していかなければならない、地元のかやぶきは地元のかやと 私たち技能者が継承しようという精神で 「かやぶき科」を開設。
その後、「いわて遠野かやぶき士」 を地道に養成し続け、今日があります。
「かやぶき屋根」をとおして豊かな地域づくりを行うことを基本理念として、地域の協力者のご努力のもと、かやぶき事業に努めるとともに、文化財施設の保存、茅場の造成等、幅広く活動しております。
この活動の一つ一つが、遠野市において一つの産業となり地域住民の利益をもらたすよう、また観光資源の保存の低コスト化等、地産地消を励行し、どの観点からも活性化できる事業となることを目指して、当保存協会を設立いたしました。
当協会は、長期的かつ幅広くかやぶき事業活動に寄与するため、岩手県内のかやぶきに携わる方々と連携を取り、研究ならびに事業に対して推進してまいります。

組織体制

○ 役員名簿/令和5年7月1日現在

代表理事 菊池 栄喜 (有)菊栄工務店
理 事 菊池 清正
理 事 照井 文雄

事業内容

  • 技能者の後継者育成および伝統技術の承継事業
  • 遠野産かやの生産、安定供給に向けた茅(かや)場造成事業
  • かやぶき屋根の保存、かやの育成に関する調査研究および情報発信
  • 岩手産かやの買取、販売事業
  • これらの事業に付帯または関連する事業

事務所

遠野高等職業訓練校内に事務所を設置しております。

〒028‐0502 岩手県遠野市青笹町中沢8-1-8
一般社団法人 遠野かやぶき保存協会
TEL 0198-62-6310 FAX 0198-62-6366

○ かやぶきに関することなら、なんでもお問合せ下さい。
○ 当協会にご賛同いただける方のご入会をお待ちしております。